Prokumaの雑記

限りなく日記帳に近いブログ

発達障害と診断されたという報告と薬を飲んで感じたことなど

お久しぶりです。Prokumaです。

先週木曜日、精神科を受診してASDADHD両方あると診断されました。ちょうど一週間経った今日ですが、ADHDの薬を飲んだ感想を述べていきます。

昔を振り返ってみる

実は昔から「自分ももしかして....」と思ったことはありました。小中高通して周りと自分が違うことに違和感を覚え、不登校にはならなかったけど(というか親が強制的に通わせたけど)学校生活に困難がありました。一応人から聞かれたら「友達」と言える存在はいましたが何かしらの壁を感じ、自分的には友達と感じた人は高校時代まではネットで知り合った人だけでした。 中学時代はいじめにも遭いました。高校になっても同じ中学からきた一部の奴らが自分を障害者扱いしているようなことも感じました。僕は自分が何がおかしいのかわからなかったのですが、どうやら独特の喋り方をしていたっぽいです。僕はそれが何なのかよくわかりませんが、それで僕をからかっていることは感じました。 陰湿な嫌がらせは高校に進学したら頻度は減ったのですが、存在はしていました。幸いにもほとんどの生徒は僕に嫌がらせはしなかったので、そこからのストレスはほとんどなかったのですが....

集団行動が極めて苦手で、形式上選択肢のあるものに関しては規定を根拠に拒否していました。修学旅行とか、自分に嫌がらせをしてくるようなやつと同じ部屋になって同じ行動をとり、また教員の指示に従わなければならないのに費用は家庭から集める、そんなコスパの悪い旅行は行きたくないと思い、思うことをそのまま担任に伝えたら呼び出されたり...

中学時代までは成績が良かったのですが、高校に入学してから成績がクラスビリレベルまで落ちました。実を言うと今まで受験勉強というものにまともに集中できたことはありません。一部の興味ある科目を除き、集中力は10分も持ちませんでした。もちろん普通だとまともな高等教育を行うような大学には進学できませんが、戦略と運が良かったのか一流ではないもののそういった大学には入れました。 大学時代の成績は良い方でしたが、高校時代までの趣味で積み重ねた知識があったから耐えたって感じですね。まともに試験対策やった覚えはあまりない....

日本語の習得も考えてみればこういった傾向からなのかもしれません。英語も韓国語も文字に関しては大して面白みはありません。表音文字で、子音と母音を組み合わせて音を表現する理にかなった文字(アルファベット、ハングル)を採用していますが、正直文字と発音に興味がある僕には物足りず、興味を失いました。 日本語の場合、もちろん表音文字である「かな」はありますが、一般的な日本語の文章において漢字は欠かせません。しかも日本語においては漢字の読み方は一つではなく、複数あり得ます。もちろん非効率的で学習コストも高いのですが、その点に興味を持っていろんな漢字を覚えるのを趣味としていました。 漢字という文字と好きだったので、漢字と日本語を覚えた以来、僕のメモからハングルは消えました。自分が書いたハングルがあまりにも醜すぎてそれを見たくなかったのもあります。また、当時はあえて漢字で書かなくていいところ(例:あの、この、その、まで)まで漢字で書いてました。何とか頑張ってその癖は治せましたが...

僕を実際何回か会ったことのある方ならわかると思いますが、私服のパターンが非常に少なく、「毎回同じ服着てる」と感じるかもしれません。実際そうだし、服のパターンも非常に限られています。「服にお金を使いたくない」という価値観も大きいですが、それだけではなく新しい服に慣れるまで時間がかかり、また肌にくっつく系の服はどうしても頭が受け入れられず、着れないから選択肢も限られています。同じ理由で腕時計もいつも着用するのはできず、「Apple Watch便利そうだな」と思いながらもいまだに購入を躊躇っています。どうせその感覚に耐えられず結局着けなくなりそうなので... 寒い日も手袋やマフラーをすることはありません。僕にとって手袋やマフラーの感覚は-20度の冷たい空気に露出された手や首から感じる寒さよりも耐え難いものです。

思いうかんたことをそのまま書いたら記事の体裁が完全に崩壊してしまいましたがこういう系のエピソードは断続的に結構発生していたので....過去の振り返りはこれくらいにしておきます。

今回精神科を受診したきっかけ

薄々自分がこういった発達障害的特性を持っていることには気づいていましたが、一般的な発達障害のイメージと自分は結構かけ離れていたため(特にASD)「まさかね....」と思って受診を躊躇っていました。 しかし、大学院に入って、短期決戦で全てが解決できた学部時代の課題やバイト先のタスクとは違い、長期的に打ち込めないと完成できないことになかなか集中できず、研究が全く進みませんでした。また、そこからのストレスがADHDによって拡大再生産され、自分を苦しめ、研究にはなおさら集中できなくなりました。 それでもまだ躊躇っていましたが、周りから背中を押され、先週木曜日精神科を受診しました。

ADHD薬を飲んだ感想

おそらくこの体裁が完全に崩壊している記事を読んでいるみなさんが一番欲しい情報ではないでしょうか。 僕は薬をもらったときも「ふーん」って感じで、あまり薬の効果に期待はありませんでした。「飲んだところでそんなに劇的な変化はないでしょ」と思い込んでいました。 しかし、その翌日薬を飲んでからしばらくして自分が考えていたことがただの思い込みであることがわかりました。僕はメガネをかけないと目の前にある物体以外全部ぼやけて見える程度の近視も持っていますが、薬を飲む前後の変化は、メガネをかけていない時とメガネをかけている時の違いでした。 今まだ普通だと思っていたこの感覚が、実は普通ではなく、それも発達障害によるものだったことがわかりました。

まずこの薬の効果として、謎のイライラや頭痛などが消えました。また、ストレスレベルも下がり、日常生活に支障のないレベルになりました。 あと、今まで理解に苦しんでいて脳が拒否していた本やドキュメントの中身が頭の中にすんなりと入り、理解できるようになりました今までの人生って何だったんだろう...と哲学的な疑問を抱かせるような経験でした。 作業効率も以前と比べられないほど上がり、ある事象に対してずっと考えられる時間も倍以上になりました。

副作用は、すごい眠いです。1日中4~5時間程度しかまともに動けず、残りはゾンビか屍のような状態です。慣れればマシになるのかな....実は今も結構眠いです...

終わりに

一つだけ言わせてください。個人差はありますがADHDであれば薬を飲むことにより劇的に変化します。仕事などで何かしら上手くいかない、またそれで大きなストレスを感じているのであれば、僕みたいに躊躇しないで欲しいです。

今回は以上です。じゃまた。